エレクトーンの処分方法3つ/解体処分はできる?買取される?

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子供のために購入したエレクトーンは洗濯物やカバンを置く台になっていませんか。特に20年以上前の古いエレクトーンは重さが100㎏以上あるので処分方法がわからず置いたままになっているご家庭も多いのではないでしょうか。

この記事ではエレクトーンの処分方法を費用や手順とともにご紹介します。

エレクトーンは粗大ゴミではない?

エレクトーンは一部の自治体を除いて、粗大ゴミに分類されません。ほとんどの自治体では「適正処理困難物」とみなされ、ピアノやオートバイと同様に回収してくれません。

横浜市など多くの自治体では粗大ゴミ一覧の中に「オルガン(電子オルガン)」がありますが、重量が80㎏以上を超えるエレクトーンはピアノと同様に適正処理困難物とみなされます。横浜市でも粗大ゴミとして出すことはできないので注意が必要です。

【適正処理困難物とは】
適正処理困難物とは、設備や回収車両で適切に処理できないゴミのことです。ピアノやエレクトーンは大きく、重いので回収車に載せることや処分場での粉砕が困難なので、適正処理困難物に指定されています。

エレクトーンの処分方法1.譲る

エレクトーンの1つ目の処分方法は友人や知人に譲ることです。子供がピアノを始めたいから試しに使ってみたいという方もいるでしょう。まずは、友人や親戚など周囲の人に聞いてみましょう。

友人や知人に譲る場合には送料はどちらが負担するかなどを事前に確認しておくと、その後の関係を崩すことがないでしょう。

調律が取れており故障していなければ、音楽団体や施設に寄付する処分方法もあります。寄付する時には配送手配や料金は自身で負担します。近くに施設や団体があれば大切に使ってくれるでしょう。しかし、エレクトーンの寄付を募集している団体は少ないのが現状です。

エレクトーンの処分方法2.売る

エレクトーンは家電製品と同様に製造年数が上がるとともに、市場価格は下がっていきます。一般的に製造から15年未満で正常に動くエレクトーンは売却できます。説明書や純正の椅子、メトロノームなども一緒に査定や出品するとより高く売れるでしょう。まずは査定サイトやオークションサイトから自分のエレクトーンの買取り相場価格を調べましょう。

・エレクトーンのスペックを調べるには
エレクトーンの鍵盤の裏側または背面に機種名や製造年月日やシリアルナンバー、メーカー名の記載があります。ここに記載がないときには説明書や保証書の背表紙に記載されていることもあります。これらの情報をもとに買取り相場を調べると正確な買取り価格がわかります。

・売れるエレクトーンの条件
①製造から15年未満である
②調律が取れている(正常に動く)
③有名メーカー製である(ヤマハ・カワイなど)

①エレクトーン買取り専門業者に売る

ピアノやエレクトーンの買取り専門業者を利用すると、適正価格で買取してもらえるでしょう。リサイクルショップや不用品回収業者では楽器に関する専門知識が乏しいので、適正価格での買取りはあまり期待できません。

エレクトーンの買取り専門業者であれば回収後修理し、販売できるので故障していても引き取ってくれます。引き取り費用には13000円程度かかりますが、運び出しから処分までの手続きをすべて行ってくれるので時間の節約になります。

②ネットオークションで売る

買取り業者に依頼するよりも高く売れるのが、ネットオークションやフリーマーケットアプリなど個人間で売買する方法です。取引成立後10%程度の手数料をオークション運営事務局に支払いますが、買取り業者に支払う出張費や人件費よりは費用を抑えられます。

買取り業者よりも高く売れる、ネットオークションですが取引に関する連絡や梱包作業、配送手続きなど売却に必要な工程をすべて自身で行わなければなりません。さらに、アカウントの登録や振込口座の指定など手続きも多いので、ネットに詳しくない方や個人間での売買に不安がある方にはおすすめできない方法です。

・過去の取引履歴
日本最大級のインターネットオークションサイト「ヤフオク!」では製造から10年経過しているエレクトーン(ヤマハDDKー7)が145,000円で落札されたこともあります。状態が良ければ15年経過しているエレクトーンでも30,000円で落札されています。

・配送料に注意
インターネットオークションで売却する時には配送料に注意しましょう。送料は落札者・出品者のどちらが負担するかを出品時に決められるので、送料込みで出品する時には送料を考慮した値段設定をしましょう。

エレクトーンは縦・横・高さの3辺の合計が160cm以上あるので通常の宅配便では送れません。ヤマト運輸が提供するサービス、ヤマト運輸家財便であれば送ることができます。エレクトーンの場合3辺の合計が約300cmなので12000円以上の送料が発生します。さらに、重さが100㎏以上になると10000円以上の追加料金が発生します。

例;東京から大阪まで12000円~15000円の配送料がかかります。
ヤマト運輸家財便では梱包や運び出しの費用も含まれているので、エレクトーンのような大きく、梱包資材をたくさん使う場合には全て代行してくれる便利なサービスです。

エレクトーンの処分方法3.廃棄処分する

譲る相手も見つからず、買取り価格もつかないときにはエレクトーンを廃棄処分しましょう。冒頭でも説明したように粗大ゴミとしては出せないので以下2つの方法で廃棄処分します。

①エレクトーンの処分を不用品回収業者に依頼する

1つ目は不用品回収業者を利用する廃棄処分方法です。不用品回収業者はエレクトーンの買取り専門業者ほどの知識がないので、買取り価格に期待はできません。不用品回収業者は冷蔵庫やタンスなど、大きくて重い不用品の搬出や処分には慣れています。

搬出の際に室内に傷がつかないよう、養生作業をしたり、室内や家財を傷つけてしまったときに備えて保険にも入っています。また、不用品回収業者は提携しているごみ処分場や貿易会社があるので、適切に処分してくれます。

・回収料金相場
エレクトーンの回収料金相場は16000円~50000円です。
内訳は、基本料金3000円+人件費(2人分)3000円+処分料金10000円+オプション料金です。回収料金相場に44000円の差があるのは、エレクトーンの置いてある場所や作業によってはオプション料金が発生するからです。

・オプション料金とは
オプション料金とは「長距離出張料金」や「エレベーターがないマンション」での回収に伴い発生する料金です。エレクトーンの処分にかかるオプション料金相場は以下のようになっています。

オプション内容 相場価格
吊り下げ作業 5000円~10,000円
解体工賃 7000円~

・回収内容
回収内容はエレクトーンの設置場所によって多少異なりますが、全体の流れはどの不用品回収業者でも変わりません。まずは、設置場所から運び出す経路に養生をし、外へと運び出します。戸建ての2階からエレクトーンを運び出すときには、窓から吊り下げ作業や場合によっては解体作業をすることもあります。

例:戸建ての2階からエレクトーンを回収する場合
2階からエレクトーンを降ろすのに、階段が通れない場合に2階の窓から吊り作業を行うことがあります。吊り作業では、上の2人がエレクトーンを吊り下げたロープを引っ張る形でゆっくりと降ろします。それを受けるために下に2人以上のスタッフが必要なので合計4人の作業スタッフが必要です。
この場合の費用は
基本料金3000円+人件費(3人追加)12000円+処分料金10000円+オプション料金25000円の合計50000円の処分費用がかかります。

・回収にかかる時間
マンションや戸建ての1階から回収する場合は30分~1時間程度で作業が完了します。吊り作業や解体作業を行う時には、1時間~2時間以上かかることもあります。見積もりの際に聞くと、おおよその時間を教えてくれます。

悪質な不用品回収業者に注意

不用品回収業者は引越し業者などと比べると新しい職種なので、制度や協会が整っていません。不用品回収業者の中には、不用品回収業が浸透していないのを利用し、強引な引き取りや相場価格以上の請求を行う悪質な不用品回収業者もいます。

・悪質な不用品回収業者にかかわらないためには?
このような不用品回収業者にかかわらないためには、契約前に不用品回収業者の情報を調べる方法があります。見積もりに来たスタッフに不用品回収に必要な許可やその番号、回収後の処分先など、踏み込んだ質問をしてみましょう。

ここではっきりと答えられない不用品回収業者は提携している処分先がない悪質な不用品回収業者の可能性があります。少しでも怪しいと感じたら、その場でサインや印鑑を押してはいけません。

②エレクトーンを自分で解体、処分して持ち込む

2つ目は自分で処分場に持ち込む方法です。エレクトーンを適正処理困難物としている自治体でも、自分で解体して処分場へ持ち込むことは許可している自治体も多いです。自分で処分場へ持ち込むと処分費用が抑えられます。

解体すると、中からたくさんの金属パーツが出てきますし、分解は慣れが必要な作業です。処分場まで運ぶためにトラックや解体用の道具が揃っている方にはおすすめの処分方法です。

・必要な道具
エレクトーンを解体する時に必要な道具は、電動ドライバーやペンチ、手袋です。これらはホームセンターや職人用専門店(ワークマン)などで購入できます。手動ドライバーでもできますが、その場合には時間がかかります。

・解体手順
電動ドライバーを使用しエレクトーンの背面を外します。背面を外すとコードや半田ごてで付けられた金属パーツがむき出しになるので、それを1つずつペンチで切断していきます。そして中に入っているスピーカーや鍵盤などを順番に解体していきます。金属パーツは手に刺さりやすいので手袋を着用してから解体作業を行いましょう。

・持ち込みの手順
近くの指定ごみ処分場を探し、持ち込み予約を電話やインターネットから取ります。この時、処分にかかる手数料の金額と支払い方法を確認しましょう。解体されたエレクトーンをトラックに積み込み、指定ごみ処分場まで運びます。運搬途中に解体した部品が落下しないよう、ビニールシートや幌をかけておくと安心です。

・処分費用
処分費用は自治体によって異なるので事前に確認しましょう。例えば、さいたま市では処分手数料は以下のように決められています。

重さ100㎏未満 無料
重さ100㎏以上 10㎏につき20円(税抜)
https://www.city.saitama.jp/001/006/010/003/p051434.html より引用

エレクトーンの処分方法のまとめ

・年式が15年未満のエレクトーンは買取りしてもらえる
・不用品回収業者に依頼すると手間がかからない
・自分で解体して持ち込む方法は処分費用が抑えられる

以上、エレクトーンの処分方法をご紹介しました。大きくて重いエレクトーンの処分は気も重いですが、処分するとお部屋が広くなります。使っていないエレクトーンをすっきり処分してみてはいかがでしょうか。