豆知識

不用品回収

引っ越し時の不用品回収~自分に合う不用品回収業者の探し方と選び方~

会社からの転勤辞令や進学に伴い一人暮らしをスタート、他にも住宅購入など引越しのタイミングは人それぞれです。しかし、どの状況でも引越しに伴う手順は共通しています。
引っ越しの理由や人数により荷物の量は異なりますが、引っ越し前には不用品が出ることも共通しています。なぜなら、引っ越しの準備をすると普段目につかないものを出すことになるからです。
以下のどれかに当てはまる方にはぜひ読んでいただきたいです。
①引っ越しに伴い不用品が出た
②不用品回収業者を利用したことが無いからの心配
③多少お金がかかっても、安心な業者に任せたい
④自分に合う不用品回収業者を見つけたい

引っ越し前はこんな状況

転勤、進学など引越し理由は違っても、引越し完了までの期日が決まっており、引越し準備以外にも仕事や予定があり時間が無いということは共通しているでしょう。また、お子様がいらっしゃると子供の転入手続きや、幼稚園選びなどやらなければならないことも増え、その分だけ忙しくなります。
ここからは引っ越しに伴い、必ずやらなければいけないことについてご紹介します。

①家とライフラインの手続き

まずは物件を探さなければなりません。家の設備だけではなく、生活環境、治安、立地など様々な条件をクリアし、自分に合っている物件を選びます。物件を価格だけで選ぶことは危険です。安い物件には必ず訳があります。例えば、駅から徒歩15分以上かかる家や、エアコンを設置するためのコンセントが無い家など不便を感じる物件です。
物件が決まったら、次は現在住んでいる物件の解約です。賃貸解約には、1ヵ月前に管理会社や大家に告知する必要があります。この告知は電話やメールではなく、書面で残しておかなければいけません。通常だと、物件を契約した際に解約通知書を渡されるのですが、無くしてしまった場合には管理会社や大家に連絡し、再度受け取りましょう。
解約通知書の発送は、記録が残る方法で郵送しましょう。
解約通知書を提出したら次は電気、ガス、水道などライフラインの解約と転出先での利用契約です。電気、水道には立ち合いの必要はありませんが、ガスは止める際にも開通する際にも立会いが必要です。3月や4月など引越しの繁忙期は希望日時に立会いの予約が取れないことが多いので、引っ越しが決まり次第予約をとりましょう。
引っ越しの手続きで忘れがちなのがインターネットの契約です。自分でプロバイダ契約を行っている場合には住所変更手続き、解約する場合には解約手続きと機材の返却が必要です。

②行政手続き

引っ越しの際は現在住んでいる市町村に転出、新しく住む市町村に転入届を提出します。お子様がいる場合には転校、児童手当、乳幼児医療費助成制度に関する手続きなど市町村での手続きを家族構成に合わせて行わなければなりません。

③引っ越し業者の手配

実家から一人暮らしをスタートする場合は引っ越し先で家具家電を揃えるでしょう。家具・家電付き物件に住む場合は、身の回りのお洋服を持っていくだけで良いので、自家用自動車や宅配便で引っ越しの荷物を運べます。
4人家族で引っ越しでは荷物の量も多く、冷蔵庫やエアコン、大型家具をもっていく必要があるため引っ越し業者の手配は必須です。引っ越し業者は3か月前から見積もりに来てくれるので、出来るだけ早く依頼することをおすすめします。

④不用品回収業者への依頼

引っ越しをすると必ずと言って良いほど粗大ゴミや家電などの不用品が出ます。引っ越しに伴い、不用品が出るのは以下のような理由があげられます。例えば、新居が今より狭くなり、大型家具が入りきらなくなってしまうケースや新居にエアコンが付いており、不用になる場合です。
また、新築物件の場合には家に合わせて、家具や家電も新調するなどの理由もあります。
不用品は引越し当日までに処分しなくてはいけません。なぜなら引っ越し業者がトラックに積んでしまい、新居にまで不用品まで持って行ってしまう可能性があるからです。
処分の仕方は自分で処分する方法の他に、一人暮らし用の小さなタンスなど、少量であれば、引っ越し業者が引き取り処分を承ってくれるところもあります。しかし、繁忙期には断られる可能性が非常に高いです。
そこで、不用品回収業者を依頼する必要性が出てきます。

不用品回収業者の探し方

残念ながら不用品回収業者の中には、窃盗や不法投棄を行う悪徳業者も沢山存在しています。ここからは安心な不用品回収業者の探し方をご紹介します。

不用品回収業者の探し方①知人から紹介してもらう

まずは知人からの紹介です。友人や親戚に不用品回収業者を利用したことがあるかを聞いてみましょう。信頼している友人や親戚なら、料金やスタッフ対応も聞きやすく、その情報にも信ぴょう性があります。
不用品回収業者の中には紹介での割引制度を設けている不用品回収業者もあるので、処分費用が安くなることもあります。

不用品回収業者の探し方②インターネットから探す

多くの方は「不用品回収」とインターネットから検索することになるでしょう。より安く、安心な業者を選ぶために口コミやランキングを参考にしたくなりますが、そのランキングは信用してよいのでしょうか。
不用品回収業者の中には、宣伝のためにそのサイトを買収しランキング1位をとっている場合もあります。また、ランキングサイトを自社で作り、そのトップに自社をおいている可能性もあるので、ランキング情報だけで決めてしまうのは危険です。
気になる不用品回収業が見つかったら「会社名 口コミ」で検索することをおすすめします。検索の結果、半数以上を悪いクチコミが占めていれば、その会社には依頼しないほうが良いでしょう。

不用品回収業者の探し方③住んでいる自治体から紹介してもらう

不用品回収業者を探すには、お住まいの自治体から紹介してもらう方法もあります。自治体の粗大ごみ取扱窓口に「不用品回収業者を紹介してほしい」旨を電話で伝えましょう。
自治体が提携している業者を紹介してもらえるでしょう。
自治体が紹介する不用品回収業者の場合、安心ですが相場に比べて費用が高いケースもあります。

自分に合った不用品回収業者を選ぶ方法

不用品回収業者の情報が集まったら、次は不用品回収業者を選びます。数多くの不用品回収業者から何を基準に選べばよいのか、3つの基準からご紹介します。
相見積もりには値段を安くする効果以外にも、より良いサービスを受けられるメリットがあります。

①不用品回収業者のサービス内容の確認

まずは、サービス内容の確認です。ただ不用品を回収するだけではなく様々なサービスを行っている不用品回収業者があります。
例えば、ハウスクリーニングです。退去時には自分で掃除をして引き渡します。購入した住宅を離れることになった場合には、その住宅を「賃貸に出す、売却する」という選択肢も出てくるでしょう。大手不用品回収業者では、ハウスクリーニングから不動産売買、仲介や車両輸送手配などもオプションに設定されているところもあります。
各種手続きを一つの窓口、一人の担当者から手続きを行えるのは便利です。これらのサービス内容は電話やホームページを通して確認し、自分に最も合う不用品回収業者をお選びください。

②不用品回収の適正価格の確認

次に価格です。不用品回収のホームページでは多くの会社は〇〇円~という記載になっており、最低価格は分かるものの実際いくら費用がかかるのかは不明確です。
適正価格を知るために、最低でも3社から相見積もりをとりましょう。
見積もりの際は必ず、見積書を作成してもらいましょう。口約束では作業当日に価格が上がってしまうリスクもあります。見積書には詳細が書かれていないことが多いですが、不用品回収業者と自分との認識の相違をなくすために「日にち、時間、作業人数」の確認をしましょう。
他社と比べて高額であっても、作業人数が多かったり、作業日が土、日、祝日であったりと内容に納得できれば問題ないでしょう。

③不用品回収スタッフの対応の確認

買い取り価格より廃棄処分費用の方が高い場合、不用品回収業者にはお金を払って処分してもらうことになります。「重いものを持ってもらっているから申し訳ない」という気持ちは捨て、「自分はお客様なのだ!」意識を持ってスタッフの応対を見極めましょう。
価格や作業人数などは見積書として残りますが、スタッフの対応はあなたの記憶にしか残りません。人間の記憶は上書きされてしまうため、相見積もりをとっていると、よほど強烈な印象が無い限り、最後に来た不用品回収業者の印象しか残りません。
不用品回収業者が見積もりに来た際には
・第一印象
・言葉遣い
・身だしなみ
など良い点と気になる点をメモにとって、見積書とセットにしておくと後から比較するのに役に立ちます。

④不用品回収に関する許可を取得しているか確認

どんなに上記3点が自分の条件とマッチしていても、その不用品回収業者が不用品回収に必要な許可を得ているかの確認は大切です。不用品回収業者は最低でも2つの許可が必要になります。
まずは「産業廃棄物収集運搬業許可」…これは、家庭から排出された不用品を回収し、運ぶために必要な許可です。
2つめは「古物商許可」…これはまだ価値がある家具や家電など不用品を売買するために必要な許可です。
以上2つの許可をとっているかは、不用品回収業者ホームページまたは見積もりに来たスタッフに確認してみましょう。許可書を見せてもらえると更に安心ですね。
以上、引っ越しとそれに伴う、不用品回収業者の探し方と選び方についてご紹介しました。引越し前でとにかく忙しいという方の時間の節約になれば幸いです。